消防設備の寿命・耐久年数・更新時期の目安

モノには寿命というのが必ずあります。もしもの場合、必ず作動させなければならない消防設備は、本来ある機能・性能の信頼性を維持するためにも適切な更新時期を必ず把握し、計画的なリニューアルをおすすめします。適切な保守管理は、設備の更新費用の抑制にも繋がります。
特に製造から15年以上経つと、整備機器は補修にかかる部品の調達が困難になります。
(社)日本火災報知機工業会が不具合などで交換された機器の調査データをもとに更新時期をの目安となる期間を設定しています。早めの交換をおすすめしています。

消防設備の更新時期の目安

消防設備の更新時期の目安とは、適切に定期検査が実施され、機器の設置環境に支障のないことが条件での目安です。

・自動火災報知設備:10年~20年
・自動火災報知設備、総合操作盤の部品:3年~6年
・非常警報設備:15年
・防排煙設備:防火戸用ロック 7年~8年、連動操作盤 20年
・消火器:耐用年数は8年

消防設備の更新時期の目安

自動火災報知設備

受信機 15年
受信機(電子機器部品を多用してない機器) 20年
煙式感知器 10年
熱式感知器(半導体式) 10年
熱式感知器 15年
発信機 20年
地区音響装置 20年

自動火災報知設備・総合操作盤の部品

交換目安は3年〜6年です。電池やスイッチング電源などの電気部品・ユニットは、一般の電気機器と同じで時間の経過とともに劣化や摩耗します。あくまでも目安ですが、安全のために定期的な交換を推奨します。

スイッチング電源 5年
無停電電源装置(UPS)本体 6年
シール蓄電池(UPS用を含む) 3年
冷却ファン(UPS用を含む) 3年
ニッケルカドミウム蓄電池 5年
CRTディスプレイ 4年
LCD(液晶)ディスプレイ 5年
プラズマディスプレイ 5年
ELディスプレイ 5年
ハードディスク 4年
フロッピーディスクドライブ 5年
プリンター 5年
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